パジャマでおじゃま




どう考えても大きすぎるオレのパジャマを、袖も裾もたくし上げて着た挙げ句、
動きづらいとのたまって下を脱ぎ、
「ネグリジェみたいね」
と無邪気な笑顔を向けられた時は、まいったねくらいにしか思っていなかったわけだけど。

それからいくつか同じ季節が過ぎて。
成長期とはスゴいもので、ずいぶん近くなった目線に、そういえばいつの間にか成長してんのね、なんて思うようになった頃。それまでにも何度かオレの部屋に来ては、昔のことやこれからのアレコレ、任務についての相談や、それに他愛のない話が尽きずに、もう遅いから泊まってく?というようなことがなかったわけではなかったのに。

膝丈になったとはいえ、やはり大きすぎなオレのパジャマを羽織り、何に対抗意識を燃やしているのか、
「やっぱりカカシ先生の、大きい…」
と拗ねたように言われる状況というのは、正直生殺しだと思わずにはいられなくなってきた。




台詞も無意識。
手を出したら負けだと思っているカカシらぶ。

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