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ねえ、今夜からはじめましょう。(06) 女神なら女神のままでいてくれれば良かったのだ。 自分勝手な言い訳が頭に浮かんでは上がる声にかき消されていく。下手に人間ごときが手を伸ばせる距離に降りてきてしまった女神が、身のほどを弁えない男の手にかかっている。その男の心は身体とは裏腹に千切れて冷えてしまいそうだ。それが女神に焦がれた罰だというなら、甘んじて受け入れるしかないのだろうか。 (――いや) メッサーは胸の深いところでクッと歪んだ笑みを浮かべた。 本当はもうわかっている。 彼女は女神などではないと。ただの人だと。 「めっさ、く……んあっ!」 自分への嘲りを当てつけるように激しい律動を繰り返せば、背筋をしならせてカナメが悲鳴のような嬌声を上げた。そんな啼き方をしたら喉を痛めてしまうだろうに。心配する心とは裏腹に、もっともっととメッサーの動きは早くなっていく。大丈夫だ、と胸の暗いところが悪魔の囁きをメッサーに届ける。明日も明後日も彼女は身体を休められる。今日のことを言いたいなら言えばいい。慰めてくれる相手はもういるのだろうから。 「めっさぁ、く」 自分の思考に理不尽に苛立ち、メッサーは高く尻を突き出させた。 捻り上げるように右腕を引けば、カナメの左手は何かを堪えるようにシーツを強く握り締める。 「う、んくっ、う、あっあっ、あ!」 額をベッドに押しつけて呻くように喘ぐカナメは、それでもメッサーから逃げようとはしていない。今夜はひたすら耐えるつもりなのか。けれどその声には確かに快楽を覚えた音階がある。 カナメはこんなにも人間だ。アイドルを志し一度は挫折を味わいながら、それでも歌を愛し続け、光を手繰り、そうして手にした稀有な強さを持つ人間で―― 「痛くないんですか。カナメさん。なんて声を出してるんです」 「いっ、……いたっ……けど、い、あっ、……それっ……」 「聞こえない」 「んんんっ!」 わざと奥を突き上げる。途切れ途切れに言いかけた言葉が、鼻にかかった嬌声に変わった。 彼女は女だ。こんなにも。 メッサーの行為に翻弄されて、締め付ける機能を持った。性欲もあるただの女という生き物なのだと思えば、カナメを揺さぶるメッサーの手に力が籠もる。 腕を捻るメッサーの手がカナメの白い肌に食い込んで、鬱血に色を変えている。ここは、制服なら隠れるか――衣装なら、ボディスーツでいくらでも隠せてしまうからもう知るか。 「っ、うあ、んっ、メッサーく、めっさ――あっ」 涙の滲んだ呼びかけに胸の奥がジクジクと痛む。けれど同時にこの唇が自分の名前をこんな発音で呼べるのかと感心してしまう。それにやはり痛いんだろうなとどこが冷静な自分がいるのもおかしい状況だ。 「痛いですか」 当たり前だ。わかりきった質問に答えを聞くつもりもないから、メッサーは奥を深く突き立ててやった。う、と潰れた声がシーツに染みる。そうだろう。今までこんな抱き方をしたことなんてなかった。慣れないカナメの反応を少しずつ確かめて、彼女が一番イイ場所を慎重に探ってほぐして。壊さないように、怯えて拒否されないように、真綿で包むように抱いてきた。 顔も見ないで自分の肉棒が悦びを感じるだけにする乱暴な抽挿などしたことはないし、そんな性癖もない。 本当はもっとずっと優しくしていたかった。 今日だって落ち着いてカナメの話を聞くつもりだったのだ。カナメが終わらせたいと望むなら、メッサーはそれで良いとすら思っていたのに。 カナメはアルブヘイムで終わるはずだったメッサーの命を繋ぎ止め、再びこの空へ戻ることを叶えてくれた恩人だ。更にその女神を直接護衛するという生きる意味さえ与えてくれた彼女がいつか地上を離れるのは当然で、時間の問題だとさえ思っていた。 ――はずなのに。 「……あ、めっさ、く――待って、まっ」 「待てないと言いました」 「や、アッ! ああっ!」 「くっ」 制止の懇願を無視して深いところを思い切り突けば、カナメは喉の奥から絞り出すような喘ぎを発して、びくんと大きく痙攣した。同時に中が卑猥な動きでメッサー自身を締め付けてくる。 「こんなのでも、イケるんですか」 「あぐっ、ぁ、……って、待って。いま、今、わたし、イッちゃ……」 「知ってます。でも俺がまだです」 無理矢理昂ぶらされたカナメの手が震えている。目の端でそれを認めつつ、メッサーはぐっと腰を進めた。こんなとき、普段ならカナメの呼吸が整うのを待ってから自身を引き抜くメッサーに容赦なく律動を再開されて、カナメの口から嬌声が溢れ出してくる。 「あっ、ああ、んっ! はっ、あっあっ!」 「また感じてます?」 ひどい言い方をしていると思う。 喘ぐカナメをベッドマットへ押し付けるように覆い被さりながら、メッサーは奥歯を噛みしめた。感じているか? そんなの当たり前だろう。女神だなんだと勝手に崇拝しておきながら、何も知らなかった彼女に快楽を教えたのはメッサー本人なのだから。 (くそ) 汗ばんだ背中が激しい行為を示すかのように赤らんでいる。 (クソ、クソ、クソ――) ずっと大切にしたかったのに。 彼女が銀河の誰よりも、誰よりも幸せであればいいと願っていたのに。なのにどうして自分はこんなことをしているのだろう。 (わかってる。刻み付けて、せめて――身体だけは俺のことを忘れないようにしたいから、だから――) 「ん――、……って」 カナメの指先がシーツをぐしゃりと掴み込んだ。非難の言葉が出るのだろう。当然だ。けれど忘れられる程度の良い人で終わるより、恨まれて終わりたいと思ってしまう自分はどこかおかしくなっている―― 「だって、うれし、んだも……、ん」 「――」 あえかな吐息の隙間を縫って絞り出すようなカナメの言葉に、メッサーは今夜初めて動きを止めた。 うれしい――嬉しい? 聞き間違いか? こんな時に何を馬鹿な聞き間違いをしているのか。 現実と願望の境が、下半身への快感で曖昧になっているのだとしたら危険だ。 「めっさー、くん、も、き、もちいい?」 「……は?」 けれど今度は聞き間違いようのない確認を投げられて、メッサーの思考が完全に止まる。急に現実を見始めた視界がクリアになって、組み敷いたカナメが僅かに首を上げる姿があるのがわかった。赤い髪が乱れて項に張り付いている。その隙間には、メッサーが上書きした痛々しい歯形が見えた。今ここに見える景色は現実だ。なら、聞こえたこの言葉は一体何だ。 冷静さを取り戻そうとする理性を試すように、カナメがふるりと首を振った。同時にカナメの中が動いてメッサーをきゅうと締め付ける。 「やだ。やめないで、して、続けて、……っさーくん、おねがい」 自分から卑猥に腰を動かして、メッサーに律動の再開を促すカナメが涙に濡れた目で振り返った。そんな刺激を与えられてしまっては、元々存分に高められていた身体を止める手段などないに等しい。 「ちょっ、……まっ、クッ! カナメ、さんっ」 言葉だけの僅かな制止も役には立たず、急速に射精感が昂って、メッサーはカナメのなかに吐き出した。 「はっ、あ、」 止まらない。素直すぎる欲望を最後まで吐くために腰が震えてどうしようもない。感情に任せて、二度、三度と奥に擦り付けるように動いてしまう。 「っぁー…………」 恍惚としたカナメの吐息が聞こえた気がして、メッサーはぶるりと身体を震わせた。最後まで出しきったとわかった瞬間、そのままカナメの背中を抱き締めてしまう。そんな権利のないことを、今まさにしたというのに。 出してしまえば、興奮が冷めるのなんて一瞬だ。 荒く整わない息の下、どうにか身を起こしカナメの中に納まったままの自身を引き抜く。ぐったりとしたカナメの身体がぴくりと震え、ぬらりと光る自身の先端はカナメの中に繋がるように白い糸で繋がっていた。途切れる前に、白く濁ったものがカナメのそこから溢れてくる。 (中に――……) 頭の芯が更に冷えた。 欲のまま蹂躙したという事実が視覚からダイレクトに伝わって、後悔と絶望が澱のように寄せてくる。忘れられるくらいなら一生憎まれた方がいいとさえ思ったくせに、護りたかった最愛の人を手ずから傷つけた矛盾に意識が遠くなりそうだ。早く彼女から汚れを取り除いてしまわなければ。 そう思うのに、どうやって触れていいのかわからない。 さっきまで中も外も散々いたぶっておきながら、勝手な言い分もあったものだ。 情けない自虐しかできないメッサーの前で、カナメが緩慢な動作で半身を起こした。 「――あ……なか……?」 下腹部が圧迫されたせいだろう。まだどこかぼんやりとした口調で自身の違和感を呟いたカナメが下を向き、それからぴたりと固まった。 「メッサー、くん」 小さく掠れた声で名前を呼んだカナメの顔がゆるゆると持ち上がり、メッサーは反射で瞳を伏せた。奥歯を噛み締める。一番酷い方法で傷跡を残された彼女は、いったいどんな目で自分を見るだろう。憎悪か、嫌悪か。おそらくバディには戻れない。当たり前だ。それだけ以上の事をした。メッサーは自分の手で記憶以外の何もかもを失ったのだ。 「……は」 「すき」 「い――……、は?」 覚悟を決めて顔を上げたメッサーは、思わずカナメを二度見してしまった。今、彼女は何と言った? 好き――そんなわけあるか。 けれどカナメは真っ直ぐにメッサーを見つめていた。青い瞳には嫌悪や憎悪といった代わりに、薄い膜が張って煌めいて見えた。紅潮した頬のまま艶めいたカナメの唇が、もう一度ゆっくりと言葉を紡ぐ。 「メッサー君、すき。だいすき」 混乱しているのだろうか。今にも泣きそうな顔で見つめてくるカナメの瞳から逃げるようにメッサーは視線を左右に逃がした。視界の端に見えるカナメの柔肌は、点けっ放しの室内灯の下、どこをどう見ても、激しく蹂躙された痕が残っている。強く掴み過ぎた指の跡も、何度も容赦なく噛みついて強く吸い上げた跡も、改めて見ればそこかしこにあって、自分を殴り倒したくなる要素しかない。 「――すみません……俺は、あなたに」 「初めてメッサー君が興奮してるの見ちゃった」 「…………はい?」 今更の謝罪を言い掛けたメッサーは、今度こそ真の抜けた声を出してしまった。 思わず視線を戻した先で、カナメが照れたようにはにかんでいる。状況がわからない。馬鹿みたいに口をぽかりと開けたメッサーに気づいたカナメが、途端に不安そうな顔つきになった。 「メッサー君? あれ? よ、よくなかった……?」 おずおずと身を乗り出して聞くカナメの言葉を何度も頭の中で反芻してみる。 (よくなかった? 何がだ? カナメさんが?) そんな答えはいつだって決まっている。 「最高でした、……けど」 それを今、好き勝手に蹂躙した自分が言っていいものなのか。 戸惑いながら不安気に自分を見つめる青い瞳に逆らえず答えたメッサーに、カナメがホッとした表情を見せた。 「よかったー……」 メッサーのつけたいっそ痛々しくさえ見える胸元の鬱血跡を手のひらで抑えるカナメの肩から、ゆるゆると力が抜けていく。何だ? 何かがおかしい。今夜は最後の夜ではなかったのか。ずっと二人になることを避け続けていたカナメがメッサーの誘いを受けた理由は―― 「別れ話を、したかったのでは……」 「わかれ………?」 きょとん、と大きくカナメが目を瞬いた。それから一瞬で意味を理解したらしい。これでもかというくらい瞳が大きく見開かれ、そのままガバリと身を起こす。 「えっ!? あっ――」 「カナメさん!」 急に立ち上がろうとしたからだろう。さっきまで散々シーツに押さえつけられていた身体が立ち眩みを覚えさせる。ぐらりと揺れたカナメを咄嗟に腕を伸ばしたメッサーが支える。その腕にしがみつくようにして、カナメはゆっくりと頭を上げた。 青い瞳は見たこともないくらい不安な色を湛え、涙が今にも零れんばかりに薄い膜を張っている。 「な、なんで……? え? メッサー君、も、もしかして他に好きな人が出来た……?」 「まさか! 違います! 俺ではなく、あなたに――」 「メッサー君が好き」 ぼろりとカナメの目から涙が零れて、メッサーはギョッとした。瞬きもせずに後から後から大粒の涙を溢すカナメは、それでも真っ直ぐにメッサーを見続けている。その様子で、ようやくメッサーは何か根本的な食い違いがあることに気づかざるを得なくなった。頭が痛い。いや、そんなことはどうでもいい。それよりも、これが勘違いだというのなら、本当に自分はなんてことをしでかしたのか。 「……カナメさん」 「私は、すき、だし、メッサー君もそうだよね……?」 ホロホロと流れる涙が蛍光灯の明かりを反射して煌めいている。確認然とした言い方のくせに、今にも顔を歪めて泣き崩れてしまいそうなカナメの不安を払拭しようと、メッサーはその頬を両手で優しく包み込んだ。零れる涙を親指で何度も横に流し、涙の出どころである瞳に優しく唇をつける。今日一番優しくカナメに触れたかもしれない。 その行動に、それでも不安を隠せないカナメにメッサーはしっかりと目を合わせた。 「……愛しています」 「! ……そ、そう……そうなんだ……?」 「はい」 目をまんまるにしたカナメが、すぐにくしゃりと笑顔になった。 メッサーの告白で、涙はちゃんと止まったらしい。 「うん。……うん、えへへ、うん、嬉しい。私も好き。……愛してる」 頬を染め、赤くなった鼻を恥ずかしそうに擦りながら、上目遣いになったカナメが同じ言葉を口にする。 「…………」 可愛い。愛しい。カナメの言葉に、表情に、全てに胸が疼いてどうしようもない。 ――だから余計に、本当にとんでもないことをしたと、メッサーは身体中の細胞が悲鳴を上げる声が聞こえるようだった。 今すぐ穴に頭から埋まって窒息してしまいたい気分だ。 その想いがおそらく表情に出ていたらしい。カナメがまた少し不安を戻した表情でメッサーを見た。 「私、何かメッサー君に誤解させるようなことした?」 「……その」 「うん」 言いたくない。してしまったことは本当に酷いし言い訳のしようもない。けれどもうこのまま土下座でも何でもするから、聞かないでほしいとすら思っている。 ちらりとカナメの様子を窺うと、やはりどこか不安そうに自分を見つめたまま続きを待っているのがわかって、メッサーはガクリと頭を下げた。 どうしようもない。 落ち度のない被害者にそんな顔をいつまでもさせているなんて最低の上乗せ行為だ。 「ずっと、避けられていたので俺が何かしてしまったのか、それとも、とは思いました。――……それに、」 「それに?」 意を決して、メッサーは口を開いた。視線だけを、自分が行為の最中上書きしたせいでより赤黒く色づいてしまった首元の跡へとやる。それがおそらくキッカケになった。他に誰が居てもカナメが幸せならばいいと半ば本気で思っていたはずの感情が、上辺だけだったと自覚させられたのはこのせいだ。 「……首のそれは、何か聞いても?」 自分ではない他の誰かに触れられたのだと思った瞬間、思いやりも気遣いも簡単に消えた気がする。汚してやりたいと本気で思った。汚して、傷つけてでも、自分だけのものにしてやりたいと醜い独占欲が暴力的にメッサーの全てを支配した。まるでヴァールが細胞を支配しようと広がるあの感覚に似ている。いや、それよりも容易くメッサーは陥落してしまった。あの頃はあんなに抗っていたというのに。それもこれも、カナメを護りたかったから。カナメの為に空を飛んでいたかったからだ。 それが、ヴァールが完治した今、最悪な形で自分はカナメを傷つけた。 カナメはメッサーの視線で少し考えるように首を傾け、それからバッと右手で首元を覆った。まただ。誤解だとわかった今でも、その動きにさえついムッとしてしまう自分がいるのをもう隠せない。そんなメッサーを知ってか知らずか、カナメはぶんぶんと頭を勢いよく横に振った。 「こ、これは出掛けに美雲がイタズラしてきたの、その、だから、そのせいで!」 「……美雲・ギンヌメールが?」 思いもかけない人物の名前だ。今更疑うつもりはないが、どうして美雲がカナメにキスマークを残すのか。訝しげに眉を寄せるメッサーの前で、カナメがゆっくりと首元から手を離した。 「……もしかして、やきもち?」 ぐうの音も出ない。つまり、その通りだ。 自分でも思いもかけないほどの嫉妬をして、往生際悪くカナメを犯した。最低で最悪だ。男としても、人間としても。いっそ罵倒してほしい。この瞬間からカナメが望んでくれるなら奴隷でも従者でも何にでもなる。今度こそこれは本心だ。 けれどその前にきちんと謝罪をするべきだとメッサーは思った。勘違いだとうと嫉妬だろうと、結局あんな行為を強いた現実は変わらない。メッサーはベッドの上に座ったまま、膝をじり、とカナメから引いた。 「…………すみません。俺は、話も聞かず、あなたにとんでもないことを」 「ごめんね! ごめんなさい。違うの。雑誌に書いてあって、それでもしかしたらって期待してつい――!」 離れて行こうとしたメッサーに、カナメが慌てて追いすがった。 なぜカナメが謝る必要があるのだろう。 裸のままのふにゃりとした柔らかな双丘がメッサーの腕を挟み込む。 「雑誌?」 ぐいっと押し付けるのは無意識だろう。カナメにそういうあざとさの意識はないとメッサーは知っている。だからカナメを落ち着かせようと続きを促せば、案の定腕の拘束が緩くなってホッとした。 「メッサー君が、セックスのとき、いつも私の中でイッてくれないなあって……思ってて、その……」 「中で――……って、は?」 また聞き間違えたか。いや、でもセックスのときと聞こえたような。 思わず途中で聞き返してしまったメッサーに、カナメはまたもや慌てたように大きく首を左右に振った。 「あっ! ち、違うの!」 今度は両手まで顔の前でぶんぶんと音を立てて振っている。完全にパニックになっているらしいカナメの手を掴まえて、メッサーは出来るだけ静かな声を出した。まだ話がよく見えてこない。雑誌に期待して、カナメは一体何をしたかったというのだろうか。 「詳しく聞いても?」 「……お、怒らない?」 「………怒るようなことなんですか。まあ、はい。怒りません」 むしろ怒られることをしたのはメッサーだ。それ以上など早々あるわけがない。 「ええと、あの、ね?」 メッサーの返事にややしばらくの逡巡をして、カナメは何度も言いにくそうに言葉を淀ませながら、事の顛末を話し始めたのだった。 ***** 【 ⇒ 】 生存ifで付き合ってるメサカナ。 メッサー君に優しくされ過ぎて、むしろ自分では物足りないのではと不安に思ってしまったカナメさんが色々考えてやらかすお話。 タグはつけていませんがそこはかとなくカナクモ&アラクモ。( |